プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことであり、妊娠すると女性(雌)の子宮内に胎盤が作られて、その中で赤ん坊は成長していくことになります。そして、赤ちゃんは胎盤の中ですくすくと成長していくわけですが、不思議に思ったことはありませんか?
なぜ、体も小さくて肝臓などの臓器も全くない胎児がすくすく成長するのか?
まだ全て解明されているわけではありませんが、このように赤ちゃんがすくすくと育つ理由は胎盤に有ると言われています。胎盤が未熟な胎児の体の機能を補ってくれているといえば分かりやすいですね。
胎盤の驚くべき力についてはこちらを読んでみてさいね。⇒胎盤(プラセンタ)の働き
我々がサプリメントで摂取したりドリンクで摂取したりしているのは、このプラセンタ(胎盤)から有効成分を抽出したプラセンタエキスのことです。最近では多くの化粧品などでもプラセンタエキス配合のものが増えており、知らず知らずのうちにプラセンタを体内に取り入れることも多くなりましたね。
偉人も飲んだプラセンタ
大人気の芸能人はもちろん国会議員なども摂取していると言われるプラセンタですが、過去にはアメリカの有名女優のオードリ・ヘップバーンや喜劇王のチャップリンなどもプラセンタ療法を受けていたと言われています。もっと遠いところでいえば、クレオパトラ、マリーアントワネットも積極的にプラセンタを飲用していたとか。
アジアに目を向けてみれば秦の始皇帝が不老不死の妙薬として、プラセンタを積極的に摂取していたとも言われています。
これだけの時代を代表する人物がプラセンタを摂取していることからも、プラセンタの効果がいかに大きいかが分かりますね。
【あの人も!?】プラセンタを使っていた歴史的有名人と国内芸能人
プラセンタ【胎盤】の効果・効能/薬理作用
プラセンタ【胎盤】はまだまだ医学的に解明されていない部分も多いようですが、色々な研究者のおかげで、胎盤には様々な薬理作用がある事が確認されています。下記がその一覧です。
注:薬理作用が確認されていると言っても、国が正式に効果効能を認めている訳では有りませんので、そこは注意して下さい。
実際に保険が適用され厚労省が効果が有ると認めているのは、プラセンタ注射を「更年期障害・乳汁分泌不全・肝機能障害」の治療目的で利用した場合のみです。その他は、効果が有るだろうと期待されている段階です。
プラセンタの薬理作用一覧
- 自律神経調整作用
- 内分泌(ホルモン)調整作用
- 免疫賦活作用・・・病気に対する抵抗力をアップさせるのに働く
- 基礎代謝向上作用・・・基礎代謝を活発にして、その他細胞なども活性化させる。
- 免疫賦活作用・・・病気に対する抵抗力をアップさせるのに働く
- 活性酸素除去作用・・・活性酸素を除去するとともに、酸化を防止
- 抗炎症作用
- 創傷回復促進作用・・・組織の修復を促進
- 精神安定作用
- 強肝・解毒作用
- 乳汁分泌促進作用・・・妊婦の胸から乳汁を出すのを促進
- 体質改善作用
- 抗アレルギー作用
- 血行促進作用
- 造血作用・抗貧血作用
- 血圧調整作用
- 疲労回復作用
- 食欲増進作用
- 抗腫瘍作用
- 抗突然変異作用
- 遺伝子修復作用
- 美白作用・・・メラニンの発生を抑制する作用
- 肉芽形成促進作用
上記は、プラセンタを飲用することで期待できる作用です。実際には研究を重ねて臨床結果を積み重ねて行かなければ本当に効果がある!とは言えません。そこで、多くの医師たちが既にプラセンタを実際の医療の現場で利用し、その効果を報告しているそうです。
プラセンタ【胎盤】の効果が確認された疾患の例
下記表が実際の医療の現場で使ってみて、効果が確認された疾患の例です。
婦人科 | 更年期障害、月経痛、月経不順、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症など |
内科系 | 肝炎、肝硬変症、糖尿病、胃潰瘍などなど |
外科系 | 腰痛、五十肩、慢性関節リウマチなど |
皮膚科 | アトピー性皮膚炎、湿疹、シミ、そばかす、たるみなど |
精神科 | 自律神経失調症、不眠症など |
泌尿器科 | 痔、前立腺肥大など |
眼科 | 視力低下、白内障など |
耳鼻咽喉科 | 花粉症、アレルギー性鼻炎など |
歯科 | 歯槽膿漏、歯周病など |
その他 | 疲労、冷え性、強精、体力回復など |
SAアミノ酸 | スーパーアクティブアミノ酸と言います。 |
(参考文献:著者:吉田健太郎「女性の不調を解消するプラセンタパワー」)
上記のようなものが挙げられています。元々が医薬品として始まったプラセンタですから、健康面に関する効果効能が多いですね。ただ、もちろん美容面でも効果を感じている人は多いと思いますが。プラセンタに期待される効果等については「プラセンタの効果・効能について」でまとめていますので、そちらもご参照下さい。
哺乳動物が胎盤を食べる理由ープラセンタ【胎盤】の豆知識
胎盤は、哺乳動物の雌が妊娠した時に、胎児を育て・守るために臨時的に出来る臓器です。従って妊娠していない状態の体にとっては不要なものですから、出産が終了すると体外へ排出されます。これを後産と言います。
実は人間以外のほとんどの哺乳動物ではこの胎盤を食べてしまうのです。買っている猫や犬の出産現場を見たことが有る方は思い当たる節が有るのではないでしょうか。もちろん豚や馬も胎盤を食べます。
この【胎盤を食べる】という行為の理由として、出産の臭いを消して外敵から身を守るためという説も有りますが、栄養豊富な胎盤を摂取することによって出産で弱った体を回復させるという説が有力とされているんですよ。