海洋性プラセンタとは最近注目されてきたプラセンタで鮭の卵巣膜を加工・抽出して作られるプラセンタの事です。なお、マリンプラセンタやオーシャンプラセンタなど色々な呼び名が有りますが、実際には「マリンプラセンタ」などの呼称は企業の独自商標であり「マリンプラセンタ」=「海洋性プラセンタ」では有りません。
栄養成分は豊富
海洋性プラセンタが注目された背景はその豊富な栄養成分にあります。その栄養素は一部を捉えれば豚や馬の栄養素よりも豊富であることが知られています。
というのも鮭は一生に一回しか産卵しません。そのため一生に一回の産卵のために生きている鮭の卵巣膜には豊富な栄養素が含まれているのですね。
海洋性プラセンタには18種類ものアミノ酸(必須アミノ酸9種類含む)、コラーゲン、ヒアルロン酸エラスチンなど合計で30種類以上もの栄養素が含まれています。特に注目すべきは動物性プラセンタには含まれていない「エラスチン」が含まれていることです。
このエラスチンはお肌の真皮内においてコラーゲン・ヒアルロン酸と共にお肌のハリや潤いを守るために無くてはならないものです。コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンという美肌のために欠かせない成分を一気に取れる海洋性プラセンタは非常に優れている代物と言うことが出来るでしょう。
成長因子はないのが残念
栄養成分が豊富な海洋性プラセンタですが、残念ながら「胎盤」とは異なるため「成長因子(グロスファクター)」は含まれていません。「植物性プラセンタの特徴」のところでも述べたようにプラセンタがプラセンタと言われる由縁はこの「成長因子」にあります。
この成長因子が有るからこそプラセンタは若返り効果が高いと言われます。ですから明確なアンチエイジング効果は動物性のものと比べるとやはり劣ってしまいます。しかしながら美肌への効果は高いものが有ると言えますので、しっかりと海洋性プラセンタの役割を考えた上で購入するのであれば心強い味方になるでしょう。
また、安全性に関しては動物性プラセンタと比べて感染症のリスクも少なく国産の鮭の場合はトレーサビリティーもしっかりとしていますので、アレルギーなどの心配もなく摂取することが出来るでしょう。