ストレスは人間にとって、とてもやっかいなものであることは皆さんもお分かりでしょう。更年期障害だけでなく、薄毛や抜け毛、ニキビの原因にも成り得ますからね。
そんなストレスですが、ストレスを理解するのは簡単な事では有りません。同じような環境で生活している人でもストレスの受け方は人によって多種多様だからです。
例えば、人前で話すのが苦手な人は会議で自分のプレゼンを行うことがストレスに繋がりますが、人前で話すのが好きな人からすればそれはストレスには成り得ません。
【参考】ストレス耐性が弱い人の例
参考までに、ストレスを感じやすい人の特徴をまとめてみました。下記に該当する方は、特に注意が必要になってきます。
- 生来の自律神経調整作用が人よりも弱い人
- 肉体的な面でひ弱な人
- 感情上手に表せない人
- 完璧主義の人(几帳面な人)
- 緊張を感じやすい人
- 肩書きなどの権威に滅法弱い人
- 固定観念の強い人
- 他人に依存しやすい人(自己主張できない人)
- 対人関係が苦手な人
- 周りの目がすぐに気になってしまう人
- 気分転換が上手く出来ない人
- 人から物を頼まれると必ず引き受けてしまう人
若年層はストレス耐性が弱い!?
中高年に比べて最近の若年層はストレスへの耐性が非常に低くなっていると言われています。その理由は何処にあるのでしょうか?
その理由として、子供の頃から親にやることを決めつけられ(例えばお受験であったり・習い事を週に何回も生かせるなど)、自分の意志で行動することが少ないからだと言われています。その結果、
- 他人に依存しやすい
- 対人関係が苦手
- 肩書きなどの権威に弱い
- 感情を上手く表すことが出来ない
また、上記にも書いたように、今の子供は習い事などのオンパレードなので、昔の子供と比べて忙しすぎます。昔の子供は、兄弟や友達と色々な所で遊んだり・喧嘩したり・仲直りしたり・助けあったりと表面的に遊ぶだけでなく心の鍛錬も自然と出来ていました。しかし、習い事に忙しい現代の子供はそんなことも出来ません。
少子化の影響により一番身近で遊ぶ存在である兄弟・姉妹がいない子供も多数います。そのような子供が経験の乏しいままに大人になるため、ストレスへの耐性が弱くなっていると言われているんですね。
さらに、現代は以前にも増して過ごしにくい環境であり、ストレスを感じやすい社会になっています。うんざりするような人間関係・過密スケジュール(最近は営業マンは携帯のGPSで居場所を監視されたりするそうです)・営業ノルマ・将来への不安・政治への不信感などなどストレスを感じることは多岐に渡っています。
20代・30代の女性も以前に比べればバリバリと会社で働く人も多くなりました。昔は結婚をしたら専業主婦になる人もいましたが、最近はデフレの影響もあり子供が出来ても働く女性は少なくなりません。
仕事に家事に育児とそれぞれ相応のストレスが有り、それらの圧力に耐えながらも何とか生活しているという若い女性が多いのが現状でしょう。つまり、何か決定打があれば誰しもが自律神経のバランスが崩れてウツになったり、若年性更年期障害になったりしてしまう世の中になっているんですよ。
自分の体ほど大事な物は有りませんから、頑張ったら頑張った分だけ自分にご褒美でも上げて、気分転換しながら生活していくことが必要な時代になってきているのではないでしょうか。