えー、ちょっと美容関連の本を読んでて、ビックリしたことが有ったので記事にしておきたいと思います。私が読んだ本は、吉木伸子先生が監修している「本当に正しい大人のスキンケア」という本です。
その宣伝文句を鵜呑みにしてはならない
この本の中に「洗顔料の選び方」を紹介してくれているページが有るのですが、そこを読んでいると「結構、洗顔料の宣伝文句に騙されている人は多いんじゃないか?」と思いました。ちょっとその情報をシェアしていきます。
「洗いあがりしっとり」の洗顔料はNG
洗いあがりがしっとりするなら良いじゃないか!という声が聞こえてきそうですが、これがダメなんです。どうしても「しっとり」という言葉を聞くと、無条件で良い商品のような気がしてしまいますけどね・・・笑
洗いあがりにお肌がしっとりするのは、その洗顔料に油分が多めに含まれているからなんです。「しっとり」するという事はお肌に油膜が残ってしまっているという事です。(例えお湯で流しても。)
結果として、洗顔後のスキンケアに悪い影響を及ぼしてしまう可能性が高いので「洗いあがりしっとり」の宣伝文句にはダマされないようにしましょう。
植物性は実はお肌に優しくない
なんだかお肌に優しいイメージの有る「植物性」という言葉ですが、「しっとり」という魔法の言葉と同じように、実はお肌に優しいわけではないんですよね。
「天然でナチュラルなものはお肌に最適」
という言葉をよく耳にしますが、実は人間が開発した合成成分の方がお肌に優しい事の方が多いそうです。また、天然成分は以下の様な問題点も有ります。
- 合成成分のように人間が細かく手を加える事が無いので、そもそもの成分レベルが不安定かつ複雑
- 結果としてアレルギーを発症させる原因になることも。
洗顔料に美白成分が配合されてても意味なし
これ、よくよく考えてみればその通りですよね。そもそも洗顔の目的ってお肌に付着した汗やメイクなどの汚れを落とすことです。なので、美白成分が配合されていても、あまり意味ないんです。
例えば、ビタミンCはそもそも水溶性のビタミンなので洗顔料を洗い流す時に、一緒に流れていってしまいます。ヒアルロン酸とかの保湿成分も同じようです。
そういう美白成分とか保湿成分をお肌に入れるために「化粧水」や「美容液」を使うのであって、洗顔料にそこまで求めてはいけない。スキンケア用品本来の役割を逸脱した使い方をしてはいけないって事ですね!
洗顔料が弱酸性でもあまり意味は無い
日本の水道水は「中性」で有ることが多いです。なので、弱酸性の洗顔フォームを顔につけたところで「中性」の水道水で洗い流すわけですから、結局洗顔後のお肌は「中性」になります。
ただ、弱酸性がお肌に優しいことは間違いないので、洗顔に利用する水も「弱酸性」のものを利用するならOKという事でしょうか。最近は安価で弱酸性のミネラルウォーターが手に入りますから、弱酸性の洗顔料を使っている人は水を変えて洗顔しましょう。
以上4つの注意点が「洗顔料を選ぶ際に騙されやすいポイント」として挙げられていた部分です。騙されていた!という人は、早速新たな洗顔料選びを頑張りましょう笑
コラム~洗顔料は固形せっけんがベスト
同じページにどのタイプの洗顔料を使うのがベストか?という内容も書かれていました。吉木先生によれば、シンプルな固形石けんが一番良いとのこと。泡立てるのは面倒ですが、洗浄力も強くお肌への負担が少ないので良いそうです。
ちなみに固形石けんの中でも肌質別では以下の石けんを推薦されています。
- 脂性肌の人・・・浴用石けん
- 乾燥肌・普通肌の人・・・洗顔石けん