メイクをした日は、洗顔をする前に必ず「クレンジング」でメイクの汚れを落としますよね。しかし、色々な化粧品メーカーから多種多様なクレンジング商品が発売されているため、「どれを選べば良いのか分からない・・・」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はクレンジングの大まかな種類とそれぞれの特徴、クレンジング商品の選び方についてまとめていきたいと思います。
クレンジングはスキンケアの基本
冒頭でも書いたように、クレンジングは洗顔と並んで「スキンケア」の中で最も大切なケアです。
日焼け止めやメイクが付着した状態で洗顔しても、毛穴に溜まったメイク汚れ等は完全には落とせません。そんな状態で化粧水や美容液を付けても、美容成分がお肌の奥まで浸透する事は有りませんし、落としきれなかったメイク汚れがニキビの原因になったりもします。
その為、美肌を作るためには、自分に合ったクレンジング剤を使って、正しい方法でクレンジングを行う必要が有ります。
クレンジングの種類は大きく分けると4つ有る
女性なら殆どの人が知っていると思いますが、クレンジングは大きく分けて以下の4つのタイプに分類されます。
クリーム系 | 界面活性剤が多く含まれているので、洗浄力は最も高い。但し、その分お肌への負担は大きい事を知っておきましょう。しっかりとすすぎ落としをしないと、毛穴に詰まってニキビ等の原因になります。 |
ミルク系 | 洗浄力は並。ジェル系クレンジングでも色々な種類が有り、最近はオイル系並みの洗浄力が有る商品も多いので、商品選びは慎重に。 |
ジェル系 | 水分が多めなので、洗浄力はいまいち。リキッド系のファンデーションなどカバー力の強いメイクを一回で落とすのは難しいかも。軽いメイクをした時に使うならGood。 |
クリーム系 | 洗浄力は弱め。こちらもミルク系と同じでカバー力の強いメイクを落とすのには不向き。但し、お肌への優しさでは一番おすすめ(もちろん、メーカーによって変わってきますが。) |
クレンジングの選び方
クレンジングにはそれぞれ上記のような特徴が有ります。では、私達は何を基準にしてクレンジング剤を選んだら良いのでしょうか?やはり、基準は「その日のメイクの濃さで使い分ける」事です。
クレンジングには必ず「界面活性剤」が使われています。界面活性剤と聞くとあまり良いイメージはしませんが、界面活性剤は油性の汚れ、つまり、メイクを落とすためには欠かせない成分です。
しかし、だからと言って界面活性剤が多く含まれた洗浄力の強いクレンジング剤ばかり使うのは、お肌へ過度な負担がかかるのでオススメできません。
ウォータープルーフマスカラ・リキッドファンデーションなどのバッチリメイクをした時には「洗浄力の強いオイル系」を使う、ミネラルファンデなどのナチュラルメイクをした時には「お肌に優しいクリーム系」のクレンジング剤を使う、などの使い分けを行って下さい。
あと、自分の「肌質」もちゃんと考えて下さいね。オイル系は洗浄力が強いが上に、お肌の大事な皮脂までごっそり取ってしまう事が有ります。特に乾燥肌の人は要注意。
クレンジングにかける時間や手順
クレンジングの手順や時間には様々な情報が有りますので、どれが正しいのか?正直私も分からない所は有りますが、色々情報を比較してまとめてみました。
クレンジングにかける時間~60秒前後を目安に考える
メイクを落とすために、クレンジングに時間をかけたほうが良いと考えている人も多いと思いますが、クレンジングは出来るだけ早く終わらせた方が良いです。
なぜなら、先程も書いたようにクレンジングには「お肌に悪影響を与える界面活性剤が多かれ少なかれ含まれている」からです。ある書籍では「親父の洗顔ばり」に大雑把でOKで書かれている本も有りました。
おおむね、60秒前後を目安にクレンジングを終わらせるようにすると良いでしょう。
クレンジングの手順~皮膚の厚い部分から始める
手順も色々な情報が有りますが、ここでは「本当に正しいスキンケア(吉木伸子さん監修)」に記載の手順を紹介します。
従って、順番としては「皮膚の厚いゾーンから始めて皮膚の薄いゾーンで終わる」というのが正しい手順のようです。具体的にはゴルフボール一個分(少し多めくらいが丁度良い)くらいのクレンジング剤を手にとって、「Tゾーン⇒Uゾーン⇒目元・口元」という手順になります。
クレンジング剤が全体に馴染んたら「ぬるま湯」で洗い流して下さい。なお、中々メイクが落ちないからといって、お肌をゴシゴシしたりしないで下さいね。
先程も言ったようにお肌の皮膚は非常に薄いです。ゴシゴシすると肌の角質層が傷んで、シミやシワの原因となってしまいます。多少の汚れが残ったとしても、次の洗顔で綺麗に出来る訳ですから大体の汚れが落ちればOKと考えましょう。
■参考記事
綺麗なお肌は正しいスキンケアから!美肌を作るスキンケアの手順
肌トラブルと無縁になるための正しい洗顔の8ステップ